FxProは、公式には「ECN専用ブローカー」や「ECN口座を提供するブローカー」とは説明されていません。FxProが公式に採用しているのは、ディーリングデスクが個別注文へ介入しないNDD(No Dealing Desk)方式とMarket Executionです。
FxProは、MT4、MT5、cTraderを含むすべての口座タイプでMarket Executionを提供しています。注文は利用可能な市場価格で処理されるため、約定価格が注文時の表示価格から変化する可能性があります。
ECNはElectronic Communication Networkの略です。一般的には、複数の銀行、金融機関、流動性プロバイダー、トレーダーから提示される売買注文を電子ネットワーク上で結び付ける仕組みを指します。
ECN型として説明される取引環境では、スプレッドへブローカーの手数料を上乗せする代わりに、比較的狭い市場スプレッドと別途コミッションを組み合わせる料金体系が多く見られます。
海外FXでは、ECN、STP、NDDという言葉が同じ意味のように使われることがあります。しかし、本来は説明している対象が異なります。
| 用語 | 意味 | 主なポイント |
|---|---|---|
| ECN | 電子通信ネットワーク上で複数の注文や価格を接続する仕組み | 板情報、変動スプレッド、別途コミッションと関連付けられることが多い |
| STP | Straight Through Processing | 注文を自動処理し、外部の価格提供元や流動性へ接続する技術・方式 |
| NDD | No Dealing Desk | ディーリングデスクが個別注文の約定判断へ手動介入しない方式 |
| Market Execution | 注文を利用可能な市場価格で約定する方式 | リクオートを避けやすい一方、スリッページが発生する可能性がある |
| Internal Matching | ブローカー内部の反対注文を相殺する処理 | すべての注文が外部市場へ送られるとは限らない |
NDDは、すべての注文を必ず外部ECNへ送信することを意味しません。また、STP技術を利用していても、そのブローカーがクラシックなECN専業会社であるとは限りません。
FxProは、自社の約定モデルをNDD方式として説明しています。すべての口座タイプでMarket Executionを採用し、ディーリングデスクによる個別注文への介入を行わないと案内しています。
一方で、FxProはすべての注文を自動的に外部市場へ転送するわけではありません。公式説明では、取引量を利用して顧客注文の相当部分を内部でマッチングしています。
内部マッチング後に残る市場リスクは、FxProが設定したリスク上限まで社内で維持される場合があります。リスク上限を超えた部分については、外部でヘッジされる可能性があります。
| 注文処理の段階 | FxProの説明 |
|---|---|
| 注文受付 | MT4、MT5、cTraderなどから注文を受け付ける |
| 約定方式 | すべての口座タイプでMarket Execution |
| 注文介入 | ディーリングデスクによる個別注文への介入を行わないNDD方式 |
| 内部処理 | 反対方向の顧客注文を内部でマッチングする場合がある |
| 残余リスク | 設定された市場リスク上限まで社内で維持する場合がある |
| 外部ヘッジ | リスク上限を超えるエクスポージャーを外部でヘッジする場合がある |
FxProでは、公式の口座名称として「ECN Account」は案内されていません。
FxProが提供する主な選択肢には、Standard、Raw+、Elite、cTraderなどがあります。これらは、利用するプラットフォーム、スプレッド、コミッション、対象条件によって区別されます。
特にcTrader口座は、狭い変動スプレッド、取引数量に応じたコミッション、Market Depthを利用できるため、一般に「ECNに近い取引環境」と表現されることがあります。
cTraderは、FX・CFD取引、テクニカル分析、Market Depth、アルゴリズム取引などに対応する取引プラットフォームです。
FxProのcTrader口座では、主なFX通貨ペアで0.2 pipsからの変動スプレッドが案内されています。実際のスプレッドは、流動性、市場時間、経済指標、価格変動によって広がる場合があります。
FxProのcTraderでは、FX通貨ペアとスポットメタルに取引コミッションが発生します。
標準コミッションは、取引量100万米ドルあたり35米ドルです。これはポジションを開く側と閉じる側のそれぞれで計算されます。
| 料金項目 | cTrader口座 |
|---|---|
| スプレッド | 変動制。主要FX通貨ペアで0.2 pipsから |
| FXコミッション | 取引量100万米ドルあたり35米ドル・片道 |
| スポットメタル | 取引量に基づくコミッション |
| 口座通貨がUSD以外の場合 | JPYなどの口座通貨へ換算 |
| スワップ | 翌日にポジションを持ち越すと発生する場合がある |
EUR/USDの1標準ロットは、基準通貨である10万ユーロです。FxProの公式例では、コミッションは片道3.50ユーロです。
| 処理 | コミッション例 |
|---|---|
| ポジションを開く | 3.50ユーロ |
| ポジションを閉じる | 3.50ユーロ |
| 往復合計 | 7.00ユーロ |
口座通貨が日本円の場合、実際のコミッションは適用為替レートでJPYへ換算されます。
FxPro公式サイトでcTrader口座の現在のスプレッド、コミッション、銘柄を確認できます。
FxPro cTraderの取引条件を見るMarket Depthは、異なる価格水準で利用可能な流動性を表示する機能です。日本語では板情報や市場の深さと説明されます。
現在の最良買値と最良売値だけでなく、その次の価格階層と利用可能数量を確認できるため、大きな注文を出す際の価格変化を予測する材料になります。
| 確認項目 | 意味 |
|---|---|
| Bid | 買い手側が提示する価格 |
| Ask | 売り手側が提示する価格 |
| 価格階層 | 最良価格の次に利用できる価格 |
| 利用可能数量 | 各価格で約定可能と表示される数量 |
| 市場の厚み | 注文数量を吸収できる流動性の目安 |
FxProではMarket Executionが採用されています。注文は指定価格での約定を保証するのではなく、注文が処理される時点で利用可能な価格で約定します。
そのため、表示価格と実際の約定価格に差が生じるスリッページが発生する可能性があります。
| 結果 | 内容 |
|---|---|
| 価格改善 | 注文時より有利な価格で約定する |
| 不利なスリッページ | 注文時より不利な価格で約定する |
| 部分約定 | 注文数量が複数の価格階層で約定する場合がある |
| 注文拒否 | 市場状況や証拠金などにより注文が成立しない場合がある |
重要経済指標、中央銀行の政策発表、市場開始直後、流動性の低い時間帯では、スプレッドとスリッページが拡大しやすくなります。
顧客注文を内部でマッチングすること自体は、直ちに不正な約定や価格操作を意味しません。多くのCFDブローカーは、顧客注文の一部を内部で相殺し、残るリスクを外部でヘッジする仕組みを採用しています。
利用者にとって重要なのは、内部処理の有無だけでなく、次のような実際の約定品質です。
FxProでは、狭いスプレッドとコミッションを組み合わせる選択肢として、cTrader口座だけでなくRaw+口座も案内されています。
| 比較項目 | cTrader口座 | Raw+口座 |
|---|---|---|
| 主なプラットフォーム | cTrader | 主にMetaTrader環境 |
| スプレッド | 主要FXで0.2 pipsから | 対象条件で0 pipsからとなる場合がある |
| コミッション | FX・スポットメタルで取引量100万USDあたり35USD・片道 | 口座と商品に応じたコミッション |
| 板情報 | Market Depthを利用可能 | 利用プラットフォームの機能による |
| 自動売買 | cTrader Algo・cBot | EA |
| 向いている人 | cTraderの画面と板情報を重視する人 | MetaTraderとEAを利用したい人 |
どちらが安いかは、通貨ペア、取引数量、時間帯、スプレッド、コミッションによって変わります。
FxProでは、取引方法に応じて複数のプラットフォームを選択できます。
| プラットフォーム | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| MetaTrader 4 | EA、カスタムインジケーター、シンプルな取引画面 | 既存のMT4用EAを利用したい人 |
| MetaTrader 5 | 多くの時間足、高度な注文、経済カレンダー | 複数商品と高度な分析を重視する人 |
| cTrader | Market Depth、現代的な画面、cBot | 板情報と裁量取引を重視する人 |
| TradingView | 高度なチャート、描画ツール、アラート | ブラウザでチャート分析したい人 |
| FxPro Platform | ウェブ・アプリから口座管理と取引が可能 | 操作の分かりやすさを重視する人 |
FxProの約定モデルはNDDとMarket Executionですが、プラットフォームによって画面、注文機能、料金体系、自動売買環境が異なります。
ECNという名称だけでブローカーを選ばず、実際の取引条件を比較してください。
| 比較項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 約定モデル | ECN、STP、NDD、内部マッチング、外部ヘッジの説明 |
| スプレッド | 最小値だけでなく平均値と時間帯別の変化 |
| コミッション | 片道・往復、1ロット・100万USDなど計算単位 |
| スリッページ | 有利・不利なスリッページが発生する可能性 |
| Market Depth | 板情報の有無と表示される価格階層 |
| 最小取引数量 | 0.01ロットなどの小口取引に対応しているか |
| 自動売買 | EA、cBot、APIなどの対応状況 |
| 規制 | 契約法人と適用ライセンス |
| ストップアウト | 証拠金維持率が何%で強制決済されるか |
| 入出金 | 日本円への換算、銀行手数料、処理条件 |
FxPro cTraderは、短期売買で利用される機能を備えています。チャート上からの注文、Market Depth、複数ポジションの管理、cBotなどを利用できます。
ただし、スキャルピングの結果は、プラットフォーム機能だけでなく、スプレッド、コミッション、スリッページ、通信速度、VPS、市場時間などから影響を受けます。
FxProでは、実際の資金を入金する前にcTraderのデモ口座を利用できます。
デモ環境では、次の操作を確認できます。
FxProのデモ環境でcTraderの板情報、注文方法、スプレッド表示を確認できます。
FxPro cTraderデモ口座を試すFxProブランドでは、FCA、CySEC、FSCA、SCBなどの金融当局から認可を受けた複数の法人がサービスを提供しています。
ただし、すべての利用者に同じ規制や顧客保護が適用されるわけではありません。契約法人は居住地域や登録条件によって異なります。
FxProがECNブローカーとして紹介されることがあるのは、次の特徴を持つためです。
しかし、FxProは顧客注文の一部を内部でマッチングし、残余リスクを一定範囲まで社内で保持するモデルも説明しています。この点から、全注文を外部ECNへ直接転送する専業ECNブローカーとは区別する必要があります。
| 比較項目 | FxPro | 一般的なECN専業モデル |
|---|---|---|
| 公式な説明 | NDD・Market Execution | ECNネットワークへの接続 |
| ECNという口座名称 | 公式口座名称としては使用していない | ECN Accountとして提供する場合がある |
| 内部マッチング | 顧客注文の相当部分を内部でマッチングする場合がある | モデルによって異なる |
| 外部ヘッジ | 上限を超える残余リスクをヘッジする場合がある | 注文やリスクを外部ネットワークへ接続する |
| Market Depth | cTraderで利用可能 | 対応プラットフォームで利用できる場合がある |
| 料金体系 | 口座によりスプレッド型またはコミッション型 | 低スプレッドと別途コミッションが一般的 |
| 約定 | Market Execution | Market Executionが一般的 |
ECNという名称より、実際の注文執行方針と総取引コストを比較することが重要です。
FxProは、公式にはクラシックなECN専業ブローカーやECN口座提供会社とは説明されていません。公式な約定モデルはNDD方式とMarket Executionです。
FxProは顧客注文の多くを内部でマッチングし、残るリスクを設定上限まで社内で保持し、上限を超えた部分を外部でヘッジする場合があると説明しています。
cTrader口座ではMarket Depth、変動スプレッド、取引量に基づくコミッションを利用できるため、ECN型口座と比較される取引環境を備えています。ただし、cTraderを利用できることだけでFxProをECNブローカーと断定することはできません。
FxProを検討する際は、ECNという名称よりも、NDD方式、注文執行方針、スプレッド、コミッション、スリッページ、契約法人を確認してください。
FxProは公式にはECN専業ブローカーではなく、NDD方式とMarket Executionを採用するCFDブローカーと説明されています。
ECN Accountという公式口座名称はありません。cTrader口座は、変動スプレッド、コミッション、Market Depthを利用できるため、ECN型の取引環境と比較されることがあります。
FxProはSTP技術を使用するNDDブローカーとして説明されることがありますが、公式の中心的な表現はNDDとMarket Executionです。また、注文の一部を内部でマッチングします。
いいえ。FxProは顧客注文の相当部分を内部でマッチングし、残余リスクを設定上限まで維持し、超過部分を外部でヘッジする場合があると説明しています。
主要FX通貨ペアでは0.2 pipsからと案内されています。ただし、変動制のため、市場状況によって広がります。
FXとスポットメタルでは、取引量100万米ドルあたり35米ドルが片道ごとに計算されます。口座通貨がJPYの場合は日本円へ換算されます。
複数の価格階層と各価格で利用可能な数量を表示する板情報です。ただし、表示数量や価格は注文を送信する前に変化する可能性があります。
FxProはMarket Executionを採用しています。注文は利用可能な市場価格で処理されるため、リクオートよりもスリッページが発生する可能性があります。
Market Depth、チャート注文、変動スプレッドなど短期取引向けの機能があります。ただし、コミッション、スリッページ、経済指標時のスプレッド拡大に注意が必要です。
はい。cTrader AlgoとcBotを利用できます。MT4・MT5のEAとは互換性がないため、cTrader対応アルゴリズムが必要です。
NDDはディーリングデスクによる個別注文への介入を行わない方式ですが、あらゆる利益相反が完全に消えることを保証する言葉ではありません。注文執行方針と取引条件を確認してください。
取引を始める前に、FxPro公式サイトでcTrader口座の約定モデル、スプレッド、コミッションを確認してください。
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